多頭飼育についてはご家庭ごとでの環境が異なってきますので、それぞれの状況に合わせて環境を整えていただくことが必要になります。
性別が違い去勢や避妊をしていない場合で、年齢が性成熟を迎えている場合には、一緒の環境で過ごすことがないよう細心の注意を払っていただくことは重要です。以前いただいたご質問には、お留守番時にうさちゃんがケージの外に出ていて、へやんぽ状態になっていたというケースもありますのでご注意ください。こちらのお宅の状況やそれぞれのうさちゃんの性格なども考慮して検討いただくことになりますが、去勢や避妊についてはかかりつけの獣医師とよく話し合われることをおすすめします。リスクについてもご相談できれば、不安を解消できることもあると思いますので、ぜひご相談ください。
先住の男の子にとっては、飼い主さんも過ごしている環境自体も独り占めできていたものがそうではなくなりましたし、お相手が女の子ということもありますから、発情のほか、優位性や縄張りの主張などを見せることは想定できる状況といえるようです。新たな環境が、ストレスの要因となる場合もありますので、引き続きうさちゃんの様子をしっかりと観察してあげましょう。もし、体調に不安を感じる時には獣医師にご相談ください。
多頭飼育の場合、うさちゃんの性格によって本当にさまざまな反応が見られます。男の子の行動の変化に加えて、女の子の行動にも注目いただきながら、それぞれのうさちゃんがどのようなサインを出しているのかを見極めていただくことが大切です。ケージ越しでの対面でも、ケンカなどを見せることもありますので、くれぐれもケガなどしないように見守ってあげてください。