うさちゃんが見せる行動に変化が起きた時には、その前後のうさちゃんを取り巻いている環境に、変化がなかったか、また体調不良などがないかを探っていただきます。
今回は、自宅での爪切りの後にみられていますので、この点は理由のひとつとして考えられるようです。うなったり飛びついてくる様子には、飼い主さんに対して警戒している様子も考えられます。これまでの爪切りの時と違った体験（痛みなど）を感じたりしていたのか、いつもと違うことがなかったかを振り返ってみてください。ただ、撫でられたいという気持ちも行動に表れていますので、今は少し距離を置きながら、うさちゃんの様子を観察いただくことも大事なようです。
うさちゃんの年齢が不明ですが、思春期に入ったことなどでも、自我が芽生えて見られる行動が変化してくる場合もあります。縄張りの主張も見られることがありますし、ケージを齧って外に出してほしい、ごはんやおやつが欲しなどの主張も見られることもあります。思春期もうさちゃんの個体差で見られる様子が違っていますので、この辺りも疑いながらさらに観察してみてください。
そして、体調不良があったり、痛み、辛さなどがある時にも、触れられたくない、近寄らないでという反応が見られる時もあります。食欲がなくなったのではなく増えているという点はありますが、慎重に観察いただくことは大事なことです。排泄物の状態なども確認いただきながら、不安がある時にはそのままにせずに獣医師に直接診ていただくことをおすすめします。今後のかかりつけ医もまだ見つかっていないというならば、早めに探しておくこともとても大切です。