うさちゃんが撫でられる時の反応に変化が起きていますので、どのようなことが影響されているようなのかを、取り巻いている状況などから探っていただくことになります。
まず大きな変化として新たにうさちゃんをお迎えしたようですので、この点はうさちゃんの行動などに影響が見られても不思議ではないかと思います。うさちゃんにとってそれまではすべてを独り占めできていた状況が一変していますので、大なり小なりうさちゃんの様子や行動に変化が起こることは想定されることではないでしょうか。同じような状況で見られる変化としては、これまで以上にかまってもらいたいアピールや、逆につれない素振りをみせたりする場合もありますし、縄張り意識が強い子などはにおいつけの行動を見せるようになったり、トイレの使い方などにも変化が起こることもあります。今回は女の子同士ということもあり、一緒に過ごせる環境の中で仲良く過ごす様子からは、飼い主さんより相手のうさちゃんへと興味が移っていることも考えられるようです。飼い主さんが嫌いになったというわけではなく、好奇心の相手が変化したといえるのかもしれません。
月齢からは、思春期などを迎えても不思議ではない時期ですので、大人への階段を上りつつあると考えると、自我なども見られるような行動が増えてくることも予測できるようです。甘えるだけではない様子が見られることも少なくありません。
また体調が悪い時や、痛みなどがあるような場合にも、撫でられることを嫌がる場合もあります。
今回の場合は、体調の変化などの不安がないということであれば、大人へとなりつつある時期の行動の変化や、新たにうさちゃんが迎えられたことによっての状況の変化などが影響しているのではないかと考えられるようです。
これまで通りコミュニケーションを取りたいという気持ちが飼い主さんにあっても、うさちゃんが受け入れてくれなければ成立しませんので、無理強いをせずに受け入れてくれる時に愛情込めて接していただくことになるようです。無理に撫でようとしてしまうことで飼い主さんを警戒してしまう可能性もありますのでご注意ください。我々の思春期の頃も思い出していただけると、うさちゃんの変化なども納得していただけるようではないでしょうか。大人になろうとしている時期でもありますので温かい目で見守っていただきたいと思います。万が一体調に変化が起きている様子がある時には、迷わずに獣医師に診ていただく対応も忘れないでいただきたいと思います。