牧草の与え方については、うさちゃんがどういった状態であれば興味を示してくれるようなのかを、いろいろ試してみていただきたいと思います。好みのものがどの牧草なのかを探っていただくこともひとつの方法です。こちらのうさちゃんは細くて柔らかい部分が好みのようですので、その好みに近づくように与えてみていただくことができると思います。太く繊維が多いような部分の場合は叩いて繊維を柔らかくしてみたり、手で裂いてみたり、また香りにもうさちゃんは敏感ですので、天日で干したりレンジでサッとチンして香りを高めて与えていただくこともできます。獣医師がおっしゃる通り、牧草の繊維質が豊富な一番刈りをむしゃむしゃと食べてもらえることが理想ですが、好みと違うような場合はそのままではなかなか食べてくれません。飼い主さんが手から直接与えることで興味を示すようならば是非そうしてあげてください。また牧草入れに入れるだけではなく、遊びながら食べるような様子がないかも探っていただけます。高い位置から牧草を引っ張り出しながら食べる子もいますし、遊べるおもちゃの中に牧草があることで遊びながら食べる子もいます。くつろぐ場所のベッドなどの中に牧草を入れることで食べる子もいます。本当に様々な状況で食べてくれるようですので、これまでとは異なる与え方なども試してみていただきたいと思います。そして、うさちゃんも好みが変わってくることもあります。一度与えてダメだったからと諦めずに根気よくチャレンジしていただくことも大切です。牧草はお野菜などと同じように自然の産物ですから、同じ種類のものでもまったく同じというものではないのです。旬の牧草などはうさちゃんにとってより魅力が高い傾向があるようですので、うさちゃんの好みも受け止めていただきながらにはなると思いますが、諦めずに試していただきたいと思います。