うさちゃんにとって重要な役割を持っている食事は、やはり牧草といえると思います。牧草をたくさん食べてもらえる環境になることで、腸内環境の安定や歯の摩耗、ストレスの軽減などに繋がることですので、牧草大好きなうさちゃんでいてもらいたいところです。食事内容や与え方を見直していただいたことで、牧草をしっかりと食べてくれるようになったことは、とても大きな変化といえると思います。たくさんの牧草を与えても、すぐに食べきってしまう様子があるようですが、補充することができる環境にある時には、いつでも食べることができる環境を目指していただきたいと思います。牧草中心の生活になったことで、うさちゃんの体格や体調に変化などがありましたでしょうか。うっ滞を防ぐために見直した環境で過ごした、うさちゃんの今の健康状態を知っていただくこともよいと思います。ペレットの量も制限されていることでしょうから、その分牧草を常に食べることができること環境は与えていただきたいですので、こちらのうさちゃんの今の状態から、目安となる牧草の量などもかかりつけの獣医師にみていただくこともよいと思います。与え方については、牧草入れを複数箇所設置してみることもよいと思いますし、簡単に食べられる状況にプラスして、食べることに時間を要するような与え方なども考えていただけるのかもしれません。外付けの牧草入れなどであれば、ケージの中から牧草を引き出して食べる必要が生まれますので、食べきるまでに時間がかかることも考えられると思います。実際の量をどのぐらい食べているのか、うさちゃんの体の大きさなどでも食べる量は変わってくると思います。食事内容が変わったことで、うさちゃんの体調や体格などもどう変化しているのかを、獣医師に見ていただきながら、現状を一緒に振り返っていただくこともよいのではないでしょうか。そして一日の過ごし方も観察いただきたいと思います。うさちゃんの習性としては、日中は休息する時間でもあります。うとうととリラックスして過ごしていることも多く、この時は食べたり排泄したりすることも少なくなる傾向はあるようです。そういった様子が見られている時には、牧草の補充を少なくするなどしてうさちゃんの反応を見ていただけると思います。活発に過ごす時間帯は、体を使ったり、食べたりと元気な様子を見せてくれると思いますので、飼い主さんの生活リズムの中でこちらのうさちゃんに合った環境を与えていただくことになると思います。