両前足の付け根部分の毛の状態に、これまでとは違った状態が見られているようですね。毛がパサついている状態は、皮膚などのトラブルと考えられるようです。うさぎの皮膚はとても薄く敏感ですので、ストレスや体調不良などによっても簡単に皮膚炎になってしまいます。私たち人間のお肌のトラブルと同じように、その時々で変わってくることも少なくありません。ですから皮膚の状態はうさぎさんの体調を見るときの指標のひとつにもなるのです。皮膚炎の場合、寄生虫や菌による場合などが大きな原因として考えられるかと思います。環境が特に変わったなどのことがないということではあるようですが、何らかの理由がきっとあることだと思います。乾燥している状態から、フケなども見られてくるようであったり、気にして舐めるような仕草や、痒がったりしているような素振りも見られる時には、病気の症状として受け止めていただいて、適切な対応を取るためにもかかりつけの獣医師に診ていただいてください。また、特に心配な様子が見えないという場合でも、症状が悪化していないかということをしっかり観察していただき、また、飼育環境にも問題がないか、ストレスなどがある環境ではないかと疑いを持っていただくことは必要なことなのだと思います。