うさぎさんは初めての場所やものなどはとても苦手なようです。これは自分を守る習慣のようなものなのですが、多くの経験をさせることでかなり変わってくるともいえるのです。ですから外につれていく経験をさせたり、他の動物を見せたりすることは、コンパニオンアニマルとして暮らす上では大切なことでもあります。例えば病院などに連れて行く時に、必要以上にストレスを感じないようになるからです。そう考えるとうさんぽは、大事な社会性を体験するには必要なことでもあると思います。ただし、それには注意する点も多くあります。これからの時期ですと、私たちでも熱中症になってしまいがちな気候です。地面付近で過ごすうさぎさんにとっては、もっと過酷な状況にもなりかねません。時間帯や気温なども充分に考慮していただくことが大事です。そして外敵などや、うさぎさんの周りにある植物などにも気を配っていただくことが必要です。野良猫や犬、カラスなどへの注意も必要ですし、そこにある草を食べてしまうことは容易に考えられますから、害のある物ではないか、農薬や排気ガスの影響はないかなど見極めていただくことが大事です。そして帰ってきてから、虫などを付けていないか、ケガをしていないかなどの確認と、汚れを落とすということも含めてグルーミングしていただくことも必要です。現在２ヶ月ということですから、うさんぽデビューをするにはまだ小さなうさぎさんともいえるでしょう。暑い夏を乗り切り過ごしやすい季節を向えた頃などが、適している時期ともいえると思います。その時期がくるまで、お部屋の中でハーネスやリードに慣れる練習もかねて、お散歩を楽しんでいただくとよいのではないでしょうか。