子うさぎの離乳
いつも拝見して勉強させていただいております。先日適切なアドバイスをいただいて無事に出産を終え、5羽の子どもたちがすくすく育っています。今回は、離乳について質問させていただきたいと思います。もうすぐ生後2週間がたつので、そろそろ離乳の時期かと思っています。母親のほうはハードタイプのペレットを使っていますが、子どもたちに与えるのは、ソフトタイプの方がよいのでしょうか。いろいろな本を読むと、「水でふやかして」と書いてあるのも目にしました。離乳にあたって、どのような食事を準備すればよいのか、アドバイスをいただければと思います。またペレットは、母親と同じえさ箱に入れてよいものか、それとも巣の中に入れるのがよいのかも、合わせて教えてください。質問が複数になってしまいましたが、どうぞよろしくお願いいたします。
順調に成長を遂げている様子は、とても心強いですね。しっかりお母さんをやり遂げているのでしょう。そしてお母さんうさぎさんに加えて、飼い主さんの見守り方も適切だからこそといったところなのだと思います。今後の成長もとても楽しみですね。さて、離乳についてですが、うさぎさんの離乳は、生後30日程度からトライすることが望ましいといえるでしょう。あまり早い時期に始めてしまいますと、食べ物の変化にお腹がついていけない場合があります。生後3週間ほどから、赤ちゃんうさぎも少しずつ探索行動をしだします。巣箱から出ている時間が長くなってくることと思いますが、そしてそれにあわせて、お母さんや仲間が食べているものを真似してぺレットや牧草を食べだします。ですがまだこの時期はミルクが主体となりますので、焦らずに見守ってあげることが大切です。お母さんと同じ餌入れでもよいのですが、赤ちゃんが食べることができる状況であるかということが大事です。固定式の餌入れなどで高さがある場合には、容易に食べられる状況とはいきませんので、その場合には赤ちゃん用として餌入れを別に準備してあげることがよいと思います。離乳をさせるということは、ミルクだけの内容から固形の食べ物も食べる環境を与える、その時間を徐々に増やしていくということになります。ですから、一日のうち、お母さんから離す時間を作っていくということになります。はじめは日中の数時間程度からスタートさせます。夜はまだお母さんと一緒という過ごし方をさせるということです。そして日を追うごとに、赤ちゃんだけで過ごす時間を増やしていき、最終的にお母さんから離すということが離乳させるということになります。お母さんから離した時に、ひとりでぺレットも食べられて、水も飲める状況かということをしっかり見届けていただければ、完全に離乳できたといえるのです。与えるぺレットに関しては、母親と同じもので大丈夫です。ただし、子うさぎにも適しているぺレットであるかという確認は必要でしょう。アルファルファ主体のぺレットであれば問題ないといえます。また、牧草も一緒に与えましょう。子うさぎさんには常に与えるということではなく、朝夕ひとつかみ程度でよいといえます。なぜなら、この成長期に制限なく牧草(繊維質)を与えることで、成長不良を起こしてしまううさぎさんもいるからです。そして牧草の種類としては、アルファルファ牧草や2番刈りなどのチモシーでも栄養価の高い牧草が適しています。離乳が終えるまではまだちょっと時間がかかりますが、ここを乗り切ることが成長の目安ともいえるでしょうから、もうしばらく目を離さずに、そしてこれまで通りの愛情を持って接していただきたいと思います。頑張ってくださいね、応援しております。
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