うさぎさんの体つきというのは、子供（生後から３～４ヶ月）の時期に与える餌の量で大幅に変わるということではないようです。この時期に多くの餌を与えたからといって、体が大きくなった理由には値しないといわれてもいます。大きくなる子は、もともとのサイズ（親からの遺伝など）が大きく成長するような個体ということだということですからね。反対に、この時期はしっかりとした体の基礎をつくるためにも、十分な栄養素が必要です。十分な量のペレットと、新鮮な牧草を重点に与えていただきたいと思いますよ。ただし、食べ放題といっても、いつでも餌入れがいっぱいの状態ではいけません。朝夕と、与えるときに餌入れが空っぽになっている量が、その子の適量なのです。るる様のうさぎさんの適量を探してあげて、きちんと管理してあげてくださいね。
牧草に関しては、子うさぎの時期にたくさんの量の牧草を与えてしまうと、成長不良をおこすうさぎさんもいるといわれています。ですから朝晩ひとつかみほどの量が適量ですね。アルファルファ牧草も適していますし、もちろんチモシー牧草でもよいと思いますが、量には気を付けてくださいね。
野菜なども水分が多いですので、はじめは極少量というように慣らしていく必要があります。消化システムが安定しないことが多いですから、下痢をおこす場合があるからです。もうちょっと大きくなってから（生後４ヶ月前後でしょうか）のほうがより安心ですね。もちろんおやつなどの嗜好品の与えすぎも禁物ですよ。
餌の制限は、うさぎさんにもよるかと思いますが、生後４～６ヶ月頃から行っていただくことでよろしいと思います。ペレット量は生後４～５ヶ月の体重の３％～５％程といわれているようです。そしてこの頃から、チモシー牧草を制限なくたっぷり与えることで、過剰な栄養をとらないようになります。そして決まったサイズに体つきが安定していくことと思いますよ。