牧草は、うさぎさんにとってとてもよい働きをしてくれる食事となります。ですから大人うさぎさんの場合には、いつでも好きなだけ食べてもらえるような環境を与えていただきたいと思います。それには牧草大好き！ということがあげられるのでしょうが、全てのうさぎさんがそうかというと、そうでもないですから悩みの種になってしまうのですよね。牧草を食べてくれないという場合には、いくつかのことを確認していただくことが必要になります。まずは、その牧草の品質などでしょう。美味しいと思えない牧草であっては、うさぎさんも見向きもしてくれないでしょうからね。いつ入荷したものか、購入日、そして保管方法なども見返していただくことが必要です。そして次にはその子の好みかどうかということもあるでしょう。同じチモシー牧草でも、産地や取れた時期など、またメーカーひとつとっても違いがありますので、その子の好みを探してあげることも必要になるのだと思います。牧草ひとつとっても、穂先の部分や、葉でも柔らかい部分、少々堅い部分、そして茎の部分など様々です。これらのどの部分を好んで食べているかということもポイントになるでしょう。好きな部分が多く含まれている牧草を選ぶということも必要なのだと思います。そして、牧草ではなく、食事全体を見直していただくことも重要です。ペレットやご褒美など、適量を超えた量を与えてしまっていては、それだけでお腹いっぱいになってしまいます。そうなると牧草は魅力のないものになってしまいます。５ヶ月ということですと、大人うさぎさんの仲間入りでもありますので、ペレットは標準体重の３～５％量に止めておくことと、ご褒美もその量をしっかり管理していただくことで、お腹の空いた状態が出来るということにもなるでしょう。その時、たくさん食べられる牧草があるということは、うさぎさんにとってご馳走にもなりますので、食生活を見直してみるということもよろしいのではないでしょうか。それから、うさんぽにお出かけになるには、まずリードを付けることが条件でもあります。危険な場所に行かないようにうさぎさんの動きを操作できるものでもあります。リードのご準備とうさぎさんにもそれに慣れてもらうことが必要ですので、そこからのチャレンジでもあるでしょう。そしてうさんぽの場所に危険がないかということを事前にお調べいただくことも重要です。犬や野良猫などが多く集まる場所では、うさぎさんにより大きなストレスがかかってしまいます。お散歩中のわんちゃんなど、きちんとリードをつけているかということも重要ですね。そしてうさぎさんはそこにある草などを食べてしまうことも少なくないでしょう。農薬や排気ガスなどの影響がないということも重要だと思います。そして、キャリーやサークルを上手に使って、外の世界に徐々に慣れさせてあげることも大切です。そしてうさんぽから帰ったら、汚れや怪我などの体のチェックも怠らずに！ということでしょうか・・。注意すべき点はたくさんありますが、今の季節はうさんぽデビューに最適な季節でもありますので、安全な環境を保ちながら、楽しいひとときをお過ごしいただきたいと思います。