8か月のうさちゃんですから、大人へと成長も遂げ、そろそろ思春期を迎えても不思議ではないのかもしれません。この行動が見られ始めた際に、何かきっかけとなるような環境の変化がなかったかを振り返ってみてください。関係するようなことがあれば、対応策も見えてくると思います。
また、環境の変化などないとなれば、年齢的に思春期に入ることで、縄張りや優位性を主張する行動の可能性も考えられると思います。トイレもこれまで通り使いながら、部屋んぽの時に限って見られているならば、トイレの縄張りが変わったのではなく、行動範囲に自分の印をおしっこや糞でにおいつけしていることが考えられます。トイレの使い方自体にも変化が起きているならば、これまではケージの中にトイレの縄張りがあったものが、部屋んぽの環境全体の中に縄張りを持つようになっていることもあるのかもしれません。部屋んぽの際のどのタイミングでおしっこする様子なのかを観察いただきながら、法則などがあればそれを断ち切ってあげることでも行動が変わってくると思います。もし、ある程度の時間が経つことで見られているようならば、部屋んぽの時間を見直してあげることも対策となります。
基本の対応は、トイレ以外でのおしっこや糞はすぐに取り除いてにおいをなくしますが、トイレにはしっかりにおいを残すことも大事なことです。トイレの場所を明確にしてあげましょう。ケージのトイレをどう使っているのかでも対策は変わってきますが、体が大きくなりトイレのサイズが合わない、大きさや素材などの好みが変わったなどのケースもありますので、よりうさちゃんの様子を観察しながら、どんな理由が考えられるのかを探ってみてください。
部屋んぽはうさちゃんにとって楽しい、うれしいことですので、興奮することでもおしっこや糞が出てしまうこともあります。このような場合は、おしっこ対策をしたサークルなどの環境で興奮状態を落ち着かせてから部屋んぽしてもらう方法もあります。