大好きなフードの食べる量が減り、なおかつ牧草を食べる様子があったということが最初の変化と捉えられるようです。体調が普段とは違う時など、うさちゃんが自ら食べるものを調整している素振りが見られることもあります。推測ではありますが、消化管の働きなどが鈍っていたことで繊維質を取り込もうとしていたというケースも考えられるようではないでしょうか。ただふらつきなどの症状も感じられたようですので、腸内環境の変化だけではなく、体に普段と異なる変化を感じていたことで、食欲に変化が起き、またその時に食べたいと思うものが変わったということも考えられることだと思います。
体調がよくなることで食の好みも元に戻るとこともありますが、好みが一変してしまう場合もこちらのご質問にいただくことがありますので、今のうさちゃんの好みを探りながら、食べられるものを増やしてあげられるように試してみてください。内容がかわったからか、うさちゃんのその時の気持ちの変化なのか、これまで食べなかったものを食べるようになったという声も聞きますので、一度ダメだったからもう食べないと決めずにチャレンジしていただくことも必要です。食の幅を広げてあげることは、ちょっとの変化で食欲や体調に違いが見られた場合でも、食べ慣れたものがいくつかありうさちゃんがその時に食べたいものを選択することができる環境になりますので、牧草もフードも好みのものを複数見つけてあげられるようですと、とても心強いことだと思います。
そして、今回は変化を見逃さなかったことでよい結果へと導くことができたと思いますので、引き続きうさちゃんの様子をよく観察して変化が見られないかどうかを見守ってあげてください。また、担当の獣医師にも、こちらのうさちゃんに合った食事内容や量などを、具体的にアドバイスいただけるようにご相談いただくこともよいと思います。実際のうさちゃんを診てのアドバイスですので、より的確にご指導いただけると思います。