お迎えしたばかりの状況ですので、うさちゃんの様子をしっかりと観察いただく大事な時期です。目の周りに症状らしき様子がありますので、病気などの可能性がないかを疑いながら、うさちゃんの様子と合わせて確認いただくことになります。 目やにが見られていることと、涙などで毛が濡れている様子がありますが、瞳や目の周りには不安な症状はないようです。涙が見られるときには、ホコリやちりなどが悪さをして一時的に見られている場合もあると思います。牧草も与えていると思いますが、この牧草の粉などに反応している場合もありますので、与えている環境の確認に加えて、牧草やフードの状態や与え方などもあせて振り返りながら、原因となることがないかを探ってみてください。お迎えされたことでこれまでとは異なる環境を体験していますので、この環境の変化などが関係していることも考えられますから、改めてうさちゃんを取り巻いている環境全体も振り返ってみましょう。また、くしゃみや鼻水などの症状も見られたりしないかという点も確認が必要です。これらの症状も見られる場合には呼吸器系の病気の疑いも出てくると思います。
毛づくろいについては、うさちゃんごとの個体差もありますので、お迎えしたショップにも確認されることもよいのではないでしょうか。もともと毛づくろいをよく見せていた子であるならば、不安材料がなくなるでしょうし、また涙目の症状が見られている点もお伝えいただける機会になると思います。
個体差のあることですので一概にはいえませんが、毛づくろいの頻度が上がったり、顔や目の周りを気にしている様子がうかがえるような時は、うさちゃんからのサインととらえていただくことも大事なことです。環境の見直しをしても変わらない、不安な点が続けて見られる場合には、そのままにはせずに獣医師に一度診ていただくほうが安心です。目に異常があるのかどうか、実際に診ていただくことで判断してもらえます。今後お世話になる獣医師にうさちゃんを知ってもらえる最初の機会になると思いますので、ぜひご相談いただきたいと思います。