６歳になろうとしているうさちゃんですので、現在の健康状態なども踏まえてですが、取り巻いている環境全体を振り返っていただくこともよい時期だと思います。
食事内容についても、うさちゃんの体重や体調などもみながら、よりよい環境を与えてあげられるように考えていただくことはとてもよいことです。フードを切り替えたばかりのようですので、お腹の調子や排泄物に変化はないか、食べる量にも変化がないかという点も見守ってあげましょう。以前よりも食欲が落ちている印象があるようですので、フードの切り替えが関係していないかということも考えてみてください。
フードはたくさんの種類がありますので、年齢に合わせて選んでいただくことももちろんよいのですが、これまで与えていたフードをやめなければいけない理由などが特にないのであれば、併用して与えていただくこともできます。全体量を管理していただくことは必要ですが、複数のフードに食べ慣れることでうさちゃんの体調に変化があった時など、うさちゃんが食べるものを選択することができる状況を与えてあげられるようにもなるのです。取り込む栄養素などに制限がないようであれば、併用して与えていただくこともお勧めです。
そして牧草に関しても、重要な役割を持つ繊維質が豊富な一番刈りを好んで食べてくれるのであれば、こちらをメインにして与えていただくことが望ましいことです。ただ、こちらも食べる量や反応が変わってきているような場合は、フードと同じように一種類だけではなく併用して複数のものを与えていただけます。こちらのうさちゃんがどんな牧草が好みなのかを探りながら、よりしっかり食べてくれる牧草を見つけていただくことも楽しいことだと思います。
そして、健康診断の機会もぜひつくってください。年齢を重ねるごとでその頻度も増やしていただけると、うさちゃんの体の変化を見逃さないことにも繋がります。普段のうさちゃんを獣医師に知ってもらう機会でもありますので、しばらく診てもらっていないなどの時にはぜひ一度診ていただきながら、今のうさちゃんの健康状態を知っていただきたいと思います。その際にこれまでの食事内容や量、そしてうさちゃんの日常の過ごし方などもお伝えしながら、こちらのうさちゃんに合った環境をご指導いただきましょう。