１歳を迎えたことでうさちゃんを取り巻いている環境全体を改めて振り返っていただくことはとてもよい時期だと思います。成長状態や健康状態を再確認していただきながら、こちらのうさちゃんに合った環境へと整えていただくことは大変よいことです。ネザーのうさちゃんで体重が１ｋｇですので標準体重の範囲ですが、骨格や肉付きなどからそれぞれのうさちゃんの適正体重が見て取れます。こちらのうさちゃんがベスト体重であるならば、この体重をキープできるように食事管理を行っていただくことが必要です。大人へと成長を遂げたうさちゃんには、牧草は食べられるだけ与えていただくこと、ペレットフードは適正体重の1.5％の量、おやつは与えすぎないようにしていただくことが、現在のうさちゃんの正しい栄養バランスです。牧草にも興味を示してくれるようになっていますので、引き続きいつでも食べられる環境になるようにしてあげましょう。今与えているフードの量からは、十分な成長を遂げている場合にはさらに量を制限してあげることもできるかもしれません。骨格や肉付きなどを実際に見てもらいながら、こちらのうさちゃんの適量を見極めていただけるように、獣医師にもご相談いただくこともよいと思います。直接診ていただきながら適正体重を教えてもらい、フードの与え方についてもより具体的にご指導いただくことがよいと思います。そして基本的には、一日二回朝夕に分けてフードを与えていただきますが、一日一回の与え方でもうさちゃんが調整して食べている様子がありますので、こちらのお宅ならではのルールとなっているようです。二回に分けることで、うさちゃんが半日のうちでの食欲の変化などがわかりやすいこともありますので、二回に分けて与えることも試していただけることではあると思います。特に、夜間ケージに戻ってもらうことがままならないようですから、夜にフードを与えることをスタートすることで、ケージへと戻りやすくしてあげられるかもしれません。飼い主さんが在宅であることで、うさちゃんも自由に過ごすことができますが、夜間だけはケージに入ってもらうことをルールとして与えていただくことも、制限がある環境になります。それぞれのお宅ごとで取り巻く環境は本当に違っていますので、うさちゃんの性格や飼い主さんの生活リズムなどから、ベストな環境を見つけていただくことでよいのです。問題行動が見られる場合には、取り巻いている環境を見直すことでも変化が見られるようになります。どの部分のルールを徹底したいかということでも、与える環境は違ってくると思いますので、飼い主さんもうさちゃんも納得のいく環境を見つけていただきたいと思います。