生後１か月は離乳したばかりといえるようですが、ぐんぐんと体が成長する時期ですので、そのためにも十分な栄養が必要です。ひとりで固形物をしっかりと食べられる状況だと思いますが、体重に対して３％という量は成長を重ねてきた場合で、大人に近づいてきている際に適しているといわれている量の範囲内でもあります。近年では大人に成長を遂げた場合のペレットの量が、適正体重に見合った場合で体格や体調を考慮しながらですが、より制限した量を与えている傾向もあります。月齢（成長時期）に合わせてその適量が変わってきますし、年齢だけではなく個体差や体調もあることですので、適した量はそれぞれのうさちゃんに合った量を見極めていただくことになるのです。今回のように成長期の場合ならば、朝夕と与える際にフード入れが空っぽになっている量が適量といえます。食べ放題といっても常にフード入れがペレットで一杯になっているということではなく、あくまでもその子ごとの適量を与えていただくことになります。どのぐらいの量を食べきることができるのか、確認しながら与えていただくことになりますが、引き続き体重も計測しながら栄養をしっかり取り込んでいるのかを確認していきましょう。またこの時期は栄養価の高いアルファルファ牧草も適していますので、朝夕と一掴み程度与えていただけます。牧草にも興味をもって積極的に食べてもらえる環境を与えることも大事です。成長を重ねて体重も増えてくれば、ペレットフードの量も制限するようになりますし、牧草もチモシー牧草を与えながら、うさちゃんの成長に合わせた食事内容を改めて考えてあげることになります。生後１か月はまだまだ体調も不安定な時期ですので、食事だけではなく排泄物の状態や飼育環境なども再確認しながら、お迎えされた環境の中でリラックスして過ごしてもらえるように環境を整えてあげましょう。