１１か月の女の子ですから、年齢的にも思春期を迎える時期です。新しくうさちゃんが仲間入りしたことで、それまですべて独り占めできた状況がそうではなくなっています。自分の存在を相手のうさちゃんへ向けることもありますが、飼い主さんに対しても攻撃的な行動が見られていますので、飼い主さんとの関係性に少し変化が起きていることも考えられます。先住うさちゃんが優先であることや、落ち着いて過ごせることを感じてもらえるように、部屋を分けてあげることはひとつの対応方法になります。姿が見えなくなっても行動の変化がすぐには見られない場合もあると思いますが、縄張りや自分の存在を強く主張する必要はないということを理解してもらえるよう環境を見直してみてください。別室が難しい場合は、ケージの置き場所の見直しのほか、後から迎えたうさちゃんの縄張りを小さくする、先住うさちゃんから見えない場所につくるなどして、へやんぽさせる際の環境を事前に分けて明確にすることなどでも反応が違ってくるかもしれません。うさちゃんが興奮してしまうことで攻撃的な行為へ発展してしまうことも少なくないですから、へやんぽの時は飼い主さんは離れて様子を見守ってあげることもできますし、お世話の時にも優しく声をかけながら余裕をもって接してみてください。うさちゃんの遊ぶ時間、食事の時間などこちらのお宅のルールがあると思いますので、そのルールはうさちゃんにも守ってもらいながら、ケージのそばで一緒の時間をゆったり過ごしたり、語りかけてあげながらうさちゃんの反応を観察してください。うさちゃんそれぞれで性格の違いがありますし、思春期という時期も関係していますが、個性を見ながらストレスが少なくなる環境を見つけてあげましょう。