生後３か月のうさちゃんですから、日々成長を続けている時期ですので、十分な栄養素を取り込んでもらう必要があります。牧草についてもより栄養価の高いアルファルファ牧草は適していますので、好みの部分を選ぶという状況が見られてはいますが、引き続き与えていただくことがよいと思います。固めの牧草はうさちゃんにとって好まれない傾向はありますので、叩いて繊維を柔らかくしてみたり、またそれを短くカットするなどして与えてみていただくこともできます。天日で干したりレンジで軽くチンするなどして、香りを高めてあげる方法もありますので試してみてください。また飼い主さんとのコミュニケーションを取ることが好きな子ならば、飼い主さんが手から直接与えていただくことで食べることもあります。飼い主さんがおっしゃるように食べ慣れたものを急に変えてしまうことで、お腹の調子が崩れてしまう場合もありますので、新しいものを取り入れる時には少量から様子をみていただくことが大事です。お迎えしてからの食欲の見せ方や排泄物の状態、そして体重の変化なども合わせて確認いただくことも大切です。順調に体重も増えて体付きも成長しているならば、栄養もしっかりと取り込んでいる証といえます。成長を重ねてくれば、食べ放題の牧草はイネ科が適してきますので、チモシー牧草も併用して与え始めていただくことも実はよいことなのです。この場合もはじめは量を調整してお腹の調子を観察してみてください。食いつきがよく食べる様子が見られるならば、お好みの牧草のひとつとして与えていただけるようになります。この場合も体重の状態などを続けて観察いただきながら、成長に影響があるような場合は、メインはアルファルファ牧草となるように管理していただくことになると思います。チモシー牧草もたくさんの種類があります。大人になった際の牧草としては、本来ならば繊維質のより豊富な一番刈り牧草などが好ましいですので、様子を見ながら繊維質が多いものなども試してみていただくこともお勧め致します。時期によっては旬の牧草などにも出合うこともあると思います。うさちゃんの興味の示し方が違っていることも少なくないですので、試してみていただきたいと思います。牧草も複数を食べ慣れている環境になることで、食欲がない時などに食べたいものの選択肢を増やしてあげられますので、少しずついろいろなものを食べてもらえるように、試してみていただきたいと思います。