まだお迎えしたばかりでもありますが、新しい環境にも慣れてきているようです。生後5ヶ月ですので、思春期を向かえても不思議ではない月齢ですので、自分の強さ（存在）などを縄張りの主張などによってアピールしてくる時期でもあります。夜間以外はケージの外に自由に出られる環境のようですので、うさちゃんにとっての縄張りは、ケージも含む外の環境にあるのかもしれません。トイレについてもケージの中ではなく外の環境にあるとも考えられます。ケージのトイレがきれいなままということですが、ケージで過ごしている時のトイレの使い方を観察いただくことも大事なことです。トイレに乗ること自体もしていないのか、それともくつろぐ場所などで過ごしているのかということでも、うさちゃんがケージのトイレに対してどう捉えているのかを観察いただけます。乗ることもないならば、まだ警戒しているのか、それともうさちゃんの好みではないのかを探っていただきながら、乗ることを覚えてもらえるような環境を考えていただくこともできると思います。牧草入れをトイレの近くに設置していただくことなどで、トイレに乗ることを誘導することもできますので、試してみていただくこともできますし、場合によってはトイレ自体を見直していただく場合もあります。お迎えしたショップでトイレをどう使っていたのかを振り返っていただくこともよいと思います。トイレを使っていたということならば、同じような環境を作って様子を観察いただくこともできます。また、トイレをベッドなどとして使っている場合には、別にくつろぐ場所を与えていただくことになります。この場合もうさちゃんの好みなどに合わせて環境作りを考えていただくことになります。どんな性格の持ち主なのか、どんな行動を見せる子なのか、過ごしている様子から探っていただきたいと思います。うさちゃんの過ごす環境はそれぞれのご家庭ごとで与え方が変わってきます。トイレのしつけとして考えてみると、制限された環境の中での過ごし方によって、縄張りの使い方を見つけてくれるようになりますので、お部屋全体ではなく、サークルなどで仕切った環境の中などでうさちゃんの過ごし方を観察いただくこともよいのではないでしょうか。今後ご自宅での過ごし方が変わった時に、うさちゃんに与える環境が大きく変わるようですと、その環境に慣れるまでにも時間が必要になります。うさちゃんに対してどのような環境や生活リズムを与えてあげられるのかという点を考えていただきながら、こちらのお宅のルールを見つけていただくことになるのです。今現在自由に過ごすことができる環境の中にいますので、そうできるとうさちゃんがすでに認識していれば、これから与える制限のある環境に対して不満をぶつけてくることも予測できると思います。ただ、これから一緒に暮らす上でのルールをうさちゃんにも受け入れてもらう必要がありますので、どういった環境がこちらのお宅のベストであるのかを考えていただくことになるようです。