4か月のうさちゃんということですから、体付きもだいぶ成長してきていると思います。体を作る大事な時期ですので、十分な栄養は必要になってきます。お昼寝をしないでということですので、日中食べ続けている様子が見られていて心配なようですが、私たちのように横たわって眠るという様子を見せることは稀な状況でもあります。丸くなって座っている時でも休息していますので、もしかしたら飼い主さんが見ていないところで休んでいることもあるのではないでしょうか。ただ、牧草を切らさずに与え続けることで、食べ続けてしまうという様子ならば、牧草の与え方を見直してみていただくことでも、反応が変わってくるのかもしれません。一度に与える牧草の量が多くなるように工夫してみていただくことや、牧草入れを複数設置してみることで、補充する機会を少なくしてみていただくこともできると思います。牧草を与えることで、飼い主さんから牧草をもらえた！うれしい、食べるという、補充するという行為にうさちゃんが反応していることなども考えられると思いますので、与え方を変えてみていただきながらうさちゃんがどういった様子を見せるようなのかを観察してみていただきたいと思います。牧草をしっかり食べてくれていることは、排泄物の状態も良好だと思います。大人へと成長を重ねている時期ですので、様子を見ながらうさちゃんの今の状態を知っていただくこともよい機会です。うさちゃんの成長状態を見ていただきながら、順調に成長している場合には、この月齢ぐらいから、固形フードのペレットの量を制限し始める場合もあります。それぞれのうさちゃんの状況によって違ってきますので、まずは今の状態を振り返っていただくことも大事だと思います。今回は牧草を補充してもまた食べ始めるということで、牧草も大好きなうさちゃんのようですが、成長段階からいえることとしては、チモシーだけではなくアルファルファ牧草も与えていただける時期ではあります。成長期に必要なカルシウム量も取り込むことで、骨の強度を高めることにも繋がります。今のうさちゃんの体重や体格なども改めて確認いただきたいと思います。もし、まだ体が小さい、体重も少ないなどの場合は、見直しが必要になってきます。成長期に多くの牧草を与えすぎることで、必要な栄養素までも一緒に排泄してしまうこともあり、成長不良を起こしてしまうケースもあるようですので、食べ放題の環境が必ずしもよいとは限らない場合もあります。そういったうさちゃんには牧草の量を制限してあげる必要もありますので、こちらのうさちゃんに合った与え方を確認いただくことが大事になってくると思います。一度うさちゃんの健康状態を獣医師に診ていただくこともよいと思います。骨格や肉付きを見ることで、その子ごとの適正体重がある程度見えてきますので、その体重を目安として食事内容を決めることもできるようになりますので、時期を見てご相談いただくこともお勧め致します