お迎えして一週間が経ったことで、うさちゃんも新しい環境に慣れてきていることだと思います。基本的に抱っこされることは苦手ですので、どうすれば逃れられるのかを探ってくることではあります。それでも、飼い主さんがおっしゃるように、体重観察や体のチェックは必要なことですので、そのために必要な抱っこだということをうさちゃんにも認めてもらうことが必要になってきます。苦手だといううさちゃんの気持ちも受け止めていただきながらも、この必要性のある抱っこを行っていただきたいと思います。むやみに抱っこすることだけの練習を何度も繰り返すというよりも、ケージの外に出る、キャリーに移動する、体重測定や体のチェックのために普段過ごす縄張り以外の場所へ移動するなど、抱っこの先に繋がる行為までを一緒に覚えてもらうことで、そのことを終えた時のご褒美までを合わせて覚えてもらえるようになります。逃げる隙を与えないように、飼い主さんも強い気持ちを持って行っていただくこともコツのひとつです。多少強引にでもという言葉が的確かといわれると難しいですが、飼い主さんが抱っこすると決めた時は、嫌がっても最後まで抱き上げることをチャレンジいただくことも大事です。うさちゃんが自分が嫌がったり暴れることで逃げられると覚えてしまうことで、そうできるまで暴れる様子を見せることもありますから、どんなに短い時間であっても、飼い主さん主導で抱っこを終了させていただくことも大事なのです。うさちゃんの体のどの部分を持ち上げるとバランスが取れるのか、手順はどうかなど、実際のうさちゃんに行う前に、ぬいぐるみなどでその手順を練習いただくこともひとつの方法です。持ち上げる場所が的確であることや、足元がぶらぶらしない状況を作ることができれば、うさちゃんも渋々ながらも抱っこに付き合ってくれるようになりますので、頑張っていただきたいと思います。文章などではなかなかコツも伝えきれないこともありますので、もしお近くにお住まいでしたら、当店の店舗では抱っこ練習会も行っておりますので、ご参加いただければと思います。 当店HP　抱っこ練習会ご案内ページ https://www.rabbittail.com/service/training.asp