生後6か月は、大人の仲間入りの月齢になりますので、この時にペレットの見直しをしていただく機会のひとつになると思います。ただし、大人になったから全てのうさちゃんがペレットを切り替える必要があるということではなく、それぞれのうさちゃんの成長状態を見ながら判断いただくことになります。それぞれのうさちゃんごとで適正体重があります。品種ごとの標準体重もありますが、その子ごとで適正体重が違っています。骨格や肉付きなどからその子ごとの指標となる体重が見えてきますので、そちらを参考にしながら、今現在の体重と見比べて食事内容を決めていただくことにもなるのです。まだ体を大きくする必要がある場合は、栄養価のあるペレットが適しているといえます。そして、順調な成長で健康状態も良好な場合など、与えているペレットが上質なものであれば、大人になっても引き続き与えていただける場合もあります。与える量をしっかり管理していただくことで、体重が増えるなどのこともなく、健康な体を維持できることにも繋がります。逆に体重が増えすぎてしまっている場合は、まず与えている量の見直しと、与えているペレットの主原料についても確認いただきながら、チモシー牧草主体のペレットへと切り替えていただく場合もあると思います。今のうさちゃんの成長状態を改めて振り返っていただきながら、こちらのうさちゃんの適正体重を知っていただくことからも、食事内容について見えてくることがあると思います。専門店や獣医師にぜひ一度ご相談ください。そして食べ慣れたペレットを選びながら食べる様子はどのうさちゃんにも見られることでもあります。与える総量がまず適量であることを再確認していただきながら、少しずつ切り替えたいペレットの割合を増やしていただく方法になります。切り替わるまでひと月ほど時間を掛けながらゆっくりとチャレンジいただくことも大事なことです。朝晩と与える際に食べ残しがあった場合は、それを取り除いてその都度与えていただきます。食べたくないと残すことが続くことで、食べている量自体も少なくなりますから、うさちゃんも仕方なく食べ始めてくれる様子が見られると思います。お手製のペレットもとてもよいアイデアです。しっかりと乾燥させて与えていらっしゃいますので心配はないと思いますが、カビなどが発生しないように十分に注意いただきながら与えていただきたいと思います。うさちゃんが納得してくれるまで時間がかかることもありますので、うさちゃんの様子を観察いただきながらまだまだ試行錯誤していただくことになるようです。