9月生まれのうさちゃんということですので、生後二ヶ月経っているかいないかという月齢のようですが、今現在の成長状態をまずは振り返っていただきたいと思います。何日に生まれたのかでも月齢に差がでてくると思います。場合によってはまだ離乳したばかりという状況もあると思います。まだミルクを必要としている状況ならば、牧草の量もそうですが、取り込んでいる栄養全体も見直していただくことになると思います。また離乳をしっかりと終えた状態であっても、体を作る大事な時期でもあります。十分な栄養を必要としていますので、うさちゃんに合ったペレットを中心に、牧草も食べてもらえる環境で成長を見守っていただくことになります。牧草の量についてはそれぞれのうさちゃんの成長状態でも異なってきます。成長が遅くなかなか体重が増えないという場合には、牧草を食べ放題ではない制限した与え方で、うさちゃんの成長を観察いただくようになります。与える牧草も栄養価の高い牧草にしていただきながら、体重がどう変化していくのかを観察いただきながら、量や内容を調整していただくことになります。牧草は多くが繊維質で、排泄を促してくれる作用もありますから、うさちゃんによってはたくさんを与えることで必要な栄養素を上手に吸収できない場合も考えられるのです。逆に成長が早く栄養もしっかりと取り込んで順調に体重が増えている場合には、時期を見ながら牧草の量も増やしていただくことや、イネ科の牧草を中心に与えていただく場合もあるのです。それぞれのうさちゃんごとで内容も量も違ってきますので、実際のうさちゃんを診ていただくことで、明確なアドバイスができることになります。成長した際のうさちゃんの体重なども目安となりますので、この体重を知っていただくことも必要になります。適正体重はうさちゃんごとで異なっていて、骨格や肉付きなど実際のうさちゃんを診ることで見えてきます。お迎えしてからの環境に慣れてきているような場合には、一度獣医師に診ていただくことがよいと思います。その際に今のうさちゃんに合った食事の内容や量について、より詳しくアドバイスいただけるようにご相談ください。