一歳を迎えたうさちゃんですので、自己主張もしっかりと見せてきていると思います。名前を呼んでも反応しませんとありますが、耳がピクッとするということは反応していることでもあります。部屋んぽ中は、縄張りの探索や遊びに夢中で、飼い主さんの呼びかけは二の次になっているだけとも捉えられると思います。大きく反応してもらうには覚えてもらうコツもあります。おやつの袋を開ける時のうさちゃんの反応でもお察しいただけると思いますが、自分にとって楽しいこと、うれしいことがあると、うさちゃんは間違いなく反応してくれます。ですから、それらの行為と一緒に名前を呼んでいただくことで、名前＝いいことがあると覚えてもらえ、名前に対して反応するようになるのです。楽しいことなどと一緒に名前を呼ぶことを続けていただければ、もっと大きな反応が見られるようになると思います。そして、相手が違うことで見せる様子や行動が変わるということは実は少なくありません。抱っこの際にご主人に対して見せる様子なども、扱い方の違いや、逃げられる隙の違いなども大きく関係している可能性があると思います。また飼い主さんに対してスプレー行為が見られるようですが、においつけの意味としても捉えられるようではないでしょうか。お年頃の男の子ですので、飼い主さんも自分のものという印づけをしている可能性もあると思います。本能や習性からも見られる行動ですので、うさちゃん側の状況も受け止めていただきながら、叱るだけではなく環境の見直しなどもお考えいただくことができるのだと思います。縄張りの主張が見られるならば、うさちゃん専用の遊び場を作ってみることでも、行動に変化が起こることがありますので、今一度与えている環境を振り返っていただきながら、お互いにとってより良い環境を目指していただきたいと思います。