うさぎと暮らしている皆さんであれば、ペレットの切り替える時期はいつか、今のままでよいのか、もっとよいペレットは？などと、何度か頭を悩ませることなのかもしれません。飼育書や与えているペレットなどには、何か月や何歳という目安となる数字も紹介されています。ただし、その年齢になったから必ず替えなければいけないということではなく、それぞれの時期が来たときに、ペレットや食事内容を見直す機会として捉えていただけることでもあるのです。例えば、うさぎさんの成長状態、また健康状態も、獣医師からのお墨付きをいただけているならば、今の食事内容、飼育環境がその子にとって合っているということでもあります。その場合は、ペレットを切り替えることの必要性はないともいえるのではないでしょうか。逆に体重管理をしなければいけない、取り込む栄養素に制限が必要だ、体調や食欲に不安があるなどの時には、ペレットをはじめとした食事内容にしっかり向き合って、よりベストとなる内容を与えていただくことが必要なのです。今回の場合は年齢がひとつの目安となって、切り替えが必要であるのかというご質問です。体重の数字を見るだけでは、特に太っているなどのこともないようですが、体調などはいかがでしょうか。食欲や排泄の状態なども良好だというならば、切り替える必要があるのかということをもう一度考えていただきたいと思います。また一種類のペレットのみを与えているという環境ならば、複数のペレットを食べてもらう機会を作っていただくことも実は大切なのですペレットは牧草が主原料で作られています。ペレットの製造した時期が異なることで、刈り取られた牧草の状態に違いがあります。そのことで香りや味、そして形状などにも変化が見られることがあります。食べ慣れたはずのペレットでも新しい袋を開けて与えた時、うさぎさんがこの変化を察知して興味を示さない、食べないという状況が生まれることもあるのです。そうならないように、与えているペレットがなくなる前に、新しい袋のものを混ぜながら与えていただくことや、食べ慣れているペレットが複数あるということで、食欲を保ってもらうことができるのです。ウールフォーミュラは当店のうさぎ達も食べている大変お勧めのペレットです。切り替える必要性があるのであれば、その必要性に応じた内容のペレットを選んでいただくことになると思います。まだ必要性はないというならば、切り替えるということではなく、もうひとつのペレットも与えてみるという環境を考えてみていただきたいと思います。食べられるペレットが増えることで、食欲不振の時でもその時の食べたいものを選んでもらえる環境を与えることもできますので、ぜひ検討いただきたいと思います。当店ではブルームシリーズのペレットも大変人気ですのでこちらもお勧めです。5歳のうさぎさんには、シルバーブルーム（商品番号1083）がよいと思います。ティモシー主原料でカルシウム量も必要最低限まで控えていますので、シニアの時期に与えるペレットとしての気になる点もクリアできると思います。複数のペレットを与える時には与えている総量が適量を超えないように、しっかりと管理してください。そして牧草もたくさん食べてもらえる環境を与えていただきたいと思います。さらにペレットだけではなく、ご褒美やおやつ、その他に与えているものの栄養成分や与える量なども合わせて、改めて考えていただくことが重要なのだと思います。食事内容全体を見つめなおしていただきながら、よりよい環境を与えてあげられることが理想なのだと思います。そしてなによりも今健康である、元気で過ごしているということであれば、これまでの環境がこちらのうさぎさんに合っているということです。その結果として健康でいてくれているのですから、今後もよい環境を保ちながらうさぎさんを観察していただきたいと思います。

当店ＨＰ取扱い商品　シルバーブルーム紹介ページ
http://www.rabbittail.com/cart/detail.asp?PID=92&ID=2423