お迎えした当初から、ペレットに興味を持ってくれないうさぎさんだったとのことです。4歳という年齢で、体型も標準というお墨付きをいただいているようです。その点からはペレットを取り込んではいなくても、こちらのうさぎさんには合っていた食事内容のひとつだったといえることなのではないでしょうか。かかりつけの獣医師には、この食事内容についてはどういったアドバイスがありましたでしょうか？実際にうさぎさんを診ていただいている方からのアドバイスが一番的確です。ぜひ今一度ご確認いただくこともよいのではないでしょうか。そして、体型以外にも、食事の内容から見られる影響がないかということを探っていただくこともよいと思います。栄養的にも十分に取り込んでいるのか、排泄の状態も良好であるか、健康状態もよいのかなど、ひとつずつ確認していただくとよいと思います。その上でやはり食事内容を見直すべき必要があるという判断が下されるならば、その点をしっかりと受け止めていただいて、取り組んでいただくことが必要になるのだと思います。牧草を好んで食べてくれていることは、とても心強いことです。牧草中心の食事内容は4歳という年齢のうさぎさんにはよい内容でもあります。牧草だけでは取り込むことができない栄養素を、オールフードといえるペレットから補うということが今の食事事情ともいえると思います。理想はそうなのですが、全てのうさぎさんに必ず当てはまることではありません。その時に、うさぎさんの好みのものだけを与えるということではなく、必要な繊維や栄養を与えられるように、バランスを見て与えるものを考えていただくことが必要なのです。好き嫌いが激しいうさぎさんの場合は、すんなりと食べてくれないことなのだと思いますが、与え方や形状などに工夫をしていただきながら、少しでも興味を持ってもらえる環境を作っていただく必要があるのです。個性豊かなうさぎさんのことですから、それぞれのご家庭ごと、そしてうさぎさんごとで与え方が違っていても不思議ではないのですからね。改めて食事の内容を見直していただくよい機会となっています。そのことはとても素晴らしいことなのです。今まで与えている内容をしっかりと見つめていただいて、うさぎさんの健康状態と合わせて確認していただきたいと思います。そのことも専門家である獣医師にご確認いただいて、今後はどういった内容が好ましいのかを一緒に考えていただきましょう。