うさぎさんにとって牧草はとても大切な役割をもっているものですので、好んで食べてもらえる環境を作っていただくことはとても理想的です。ただ、どうしても牧草に興味を示してくれないといううさぎさんも中にはいますので、その場合にはどういった食事内容を与えているのかというところから確認していただくことが必要になります。今回の飼い主さんのようにペレットの量を見直してみていただくこともひとつの方法です。牧草を食べる以前にお腹がいっぱいになる環境を与えていれば、どんなに魅力のある牧草だとしてもより美味しいもの＝ペレットに目が行ってしまいます。これは我々でも一緒ですよね。より美味しいもの、魅力的なおやつをより食べることができる環境になっていれば、必要なものであっても見向きもされません。ペレット以外のおやつやご褒美についても、与えすぎていないかということを確認していただきたいと思います。そして、与え方も工夫してみていただきたいと思います。飼い主さんとのコミュニケーションが好きな子であれば、直接手から与えてあげる、また遊ぶことが好きな子ならばおもちゃに牧草を取り込むことができるもので与えてみるといったこともできると思います。どういった方法ならばこちらのうさぎさんの興味が示すのか、試行錯誤していただくことにはなりますが、手を変え品を変えチャレンジしていただきたいと思います。与える牧草についても、好みのものがないかを探してあげてください。牧草に興味を示してくれないうさぎさんには、嗜好性が高めの牧草やペレット状（固形）に成型したタイプなどもおすすめですので、こちらもぜひ試してみていただきたいと思います。

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