3歳のうさぎさんのペレットの切り替えを考えていらっしゃる飼い主さんです。徐々に新しいペレットに切り替えられるように、段階を経てチャレンジをされているようですが、うさぎさん側がなかなか受け入れてくれないようです。牧草についで食事の中心にとなっているペレットですので、それぞれのうさぎさんなりのこだわりというものもあるのだと思います。これまで食べていたペレットと形状にも違いがあるようですので、いつものものと違うと警戒してしまっていることが考えられます。もちろんにおいなども違っていることでしょうからなおさらなのかもしれません。ペレットをそのまま加えても避けて食べるようなときには、ペレットにひと手間かけていただくこともできると思います。もともとのペレットと一緒に口に入るように、少しくだいてみてから混ぜていただくことができると思います。こうすることで粉砕されたペレットが一緒に口の中に運ばれるような環境を与えてあげられます。口の中に運ばれることで、味を覚えてもらえることにも繋がります。これを根気よく続けることで、新しいペレットにも馴染んでもらえることが考えられます。そして、根本的にペレットを切り替えようという判断が、どこから来ているのかということを今一度考えていただくことも大切です。与えているペレットをそっくり切り替えるということの場合には、それ相当の理由があるときともいえるのです。与えているペレットの成分などが、それぞれのうさぎさんの今の状態にあっていないということなどの、変えざるを得ない理由があるときに切り替えがあるといえることでもあります。例えば、食の幅を持たせるということや、よりバランスのある食事へというお気持ちであるならば、切り替えるということよりも複数のペレットを与えるという方法を取っていただくことでもよいのです。複数のペレットを食べることができる環境があれば、片一方のペレットの入手が困難になったり、味が変わったりしたなどで、食べられない状況が生まれてしまっても、まだ食べられるペレットがあると安心できることにも繋がります。うさぎさんも元気な様子で、排泄物の状態などもとても良好のようですから、ペレットを切り替えるということが本当に必要なのか、複数のペレットを与えることでもよいのかということを考えていただくとよいと思います。そして変えなければいけないという状況であって、どうしても今回のペレットを認めてくれないというときは、別のペレットを探すということも必要になってくるのかもしれません。そのときには、今まで与えているペレットの形状に似たタイプのほうが、うさぎさんにとっては受け入れやすいのかもしれませんね。同じメーカーのペレットで切り替えに適したペレットがあるならば、より受け入れてくれる可能性が高くなるともいえると思います。