お迎えして２週間ほどということですので、うさぎさんも新しい環境をだいぶ理解してきていることだと思いますし、飼い主さんもその様子を感じているようですね。うさぎが鼻先を使って飼い主さんにコンタクトをとる時には、その時だけではなく、その前後に見られる状況なども踏まえて考えていただくことが大切です。ご質問の中に撫でるタイミングがいけないのか？ということがありますが、やはりその意味合いもあるのではないでしょうか。眠たそうにしている時には撫でられることを受け入れている様子がありますから、撫でること自体が絶対ダメということではないと判断できます。飼い主さんの手を押し戻す時の状況が、どういった場面であるのかを確認していただくことで、その言葉の意味が見えてくると思います。うさぎさんがケージの中にいる時のコミュニケーションであるならば、そのケージの中に入ってくる手に対して縄張りを守ろうとしているなどのことも考えられると思います。また、ケージの外に出している時などでも、まだまだ遊びたいからかまわないで！といった言葉としても解釈していただけるのではないでしょうか。うさぎさんの中には鼻先で、撫でることやかまってもらいたいということを要求する場合があります。撫でたりかまってあげたりしたその行為を辞めた時に、うさぎさんがこういった様子を見せるならば、甘えているといえる行動と捉えていただけるのだと思います。相手によって見せる行動が違うということもよくあることです。うさぎさんの中で区別できているということでもあります。自分の気持ちを直接与えられる飼い主さんには、ある意味甘えているともいえるのだと思います。これから思春期なども迎えるようになりますので、この時にきちんとしつける点を守ってもらうことも重要になってきます。うさぎさんのしたいようにさせてしまうことで、自分が一番強いと勘違いさせてしまい、問題行動に発展させてしまう環境を与えてしまいますので、そうならない環境作りが必要なのです。うさぎさんと飼い主さんの関係性を作っていただく時期でもありますので、適切な対応ができるように、うさぎさんをよく観察していただきたいと思います。人間の言葉で話しかけてくれませんから、うさぎさんからの言葉となる行動や態度をよく観察していただいて、どういった意味があるのかを探っていただきたいと思います。