順調に成長も遂げてきているようです。生後６ヶ月ということですので、体付きはある程度落ち着いてきていることだと思います。それでも、やっと大人の仲間入りをした年齢でもありますので、獣医師の言葉にあるように、もうしばらくこの成長を見届けていただくことは大事なことだと思います。その点からいえば、ペレットの量はしっかり制限されていますので、これ以上少なくするということよりも、牧草への興味を示してもらえる環境を作っていただくとよいのかもしれません。複数の牧草を与えていらっしゃいますが、この子の好みの牧草などが見えてきませんでしょうか。一般的には柔らかい部分を好んで食べる傾向があるのですが、こういった好みが見えてくることで、より好きそうな牧草を選んで与えてあげられます。また、季節限定の牧草などは、香りも味も魅力たっぷりですので、こういった旬の牧草もチャレンジしてみていただきたいと思います。また与え方なども工夫していただくこともよいでしょう。飼い主さんとのコミュニケーションが好きな子であれば、直接手から与えていただくことや、遊びながら食べられるような工夫、牧草入れの取り付け位置などの違いでも、食べやすい環境が出来上がることだと思います。どうしても、牧草の形状に興味を示さないという時には、ペレットの形状をしたペレット牧草（商品番号1156・1188）も試してみていただきたいと思います。このペレット牧草は牧草と同じように与えていただけるものですので、牧草が苦手という子にも試していただきたい一品です。糞のサイズにバラツキがあるようですので、お腹に毛などが滞っている可能性もあることだと思います。牧草の繊維質はそれらを一緒にからめ取ってくれる働きもありますので、積極的に取りこんでもらえる環境を与えていただきたいと思います。うさぎさんが自ら行うグルーミングで、抜ける毛が体の中へと取り込まれてしまいますので、必要以上に飲み込んでしまわないように、グルーミングを行っていただきたいと思います。また、お腹の調子を整えたり、消化の働きを助けてくれる作用のあるサプリメントなども取り入れていただくこともよいと思います。お腹の調子を整える乳酸菌や納豆菌などもお勧めですよ。腸内が健康に働くように、牧草やサプリメント、そしての飲み水もとても重要ですので、この点なども合わせて見返してみていただくとよいと思います。