４ヶ月のネザーのうさぎさんということですが、体重も順調に増えて十分に成長を重ねているようです。成長が順調ですので、ペレット量も制限していただくことはよいことだと思います。うさぎにとってとても重要な役割をもつ牧草を、より食べてもらえるような環境を与えていることは大変素晴らしいことです。また、トイレのしつけを行う時に、上手にできたご褒美におやつをあたえることもひとつの方法です。この時、飼い主さんとのコミュニケーションが好きな子であれば、撫でて褒めてあげるということでも十分なご褒美になります。また牧草をご褒美として直接与えてあげることもよいことです。糞のにおいが強くなったということには、取り込んでいる食事の内容で変わってくることももちろんあります。また腸内の環境が変わってきている場合も考えられることでしょう。食事の内容に加え、生活リズムの変化などでも体調が変わってくることがありますので、生活全体を見回していただくことも大事なことです。また、水は積極的に飲んでいますか？取り込む量に変化があれば、排泄されるおしっこの濃度にも違いが見られてきます。飲みたい時にいつでも飲むことができる環境であるのかということも、今一度ご確認いただきたいと思います。そして、膀胱炎などの症状である可能性も考えられますので、まだ同様の症状が見られているという場合には、かかりつけの獣医師にきちんと調べていただくことがよいと思います。心配なまま過ごすのではなく、今うさぎさんに何が起こっているのかということを、専門家の目で直接診ていただくことが一番です。そして、うさぎは齧ることも仕事のひとつといえることです。伸び続ける歯を持っている動物ですから、齧るという行為は本能や習性から見られることなのです。ものを齧ることで食べてしまうことに繋がるわけですから、齧ってもよい環境を与えていただくことが必要なのです。部屋んぽの場合にはうさぎさん専用の遊び場を作り、その中からは齧っては困るものを全て排除することや、齧る部分にかじり木や専用のボードやフェンス、広範囲の場合には木製すのこを取り付けていただくことで、齧っても安心して見てあげられる環境となります。うさぎは食べたものを吐き出すことができない動物です。口に送りこまれたものは、運よく細かに砕かれていれば、糞に混ざって排泄されることもありますが、そうではなくお腹に溜まってしまう場合も十分にありますので、そうならずにすむ環境を与えていただきたいと思います。