順調に成長を重ねているようですね。生後4カ月ということですので、成長具合によってペレット量の制限を始めていただいてもよい時期ともいえると思います。今与えているペレットの量をまず見直してみるということも大事なことです。ペレットは食事の中心でもあります。これまで食べてきたペレットに対して消化システムが働いている状況でもありますので、ペレットの見直しを行う時には、まず先に与えている量を見直すということも大事なことなのです。新しいものへの切り替えには、十分に時間を取りながら行っていただくことが必要なのです。基本的に子うさぎさんには、ペレットは食べ放題の与え方で成長期に必要な十分な栄養をとりこんでもらうことが必要です。ただし朝夕とペレットを与える際に餌入れが空っぽになっている量が、その子ごとの適量となります。成長が順調で標準体重に近づいてきている時には、ペレットの量を標準体重の３～５％の量に制限して、朝夕に分けて与えていただきます。また品種ごとの標準体重のほかに、個体ごとの適正体重があります。実はこの適正体重を目安にしていただくほうが、よりよいことだといえると思います。うさぎさんそれぞれ体格には違いがありますので、その子ごとの適正体重がわかれば、それにそった食事の与え方ができるのです。骨格や肉付きからその目安となる体重がわかりますので、専門店や獣医師に一度見ていただくとよいと思います。そして、ペレットの制限が必要な段階であるのか、またペレット自体も見直しが必要であるのかということもご相談されるとよいと思います。実際のうさぎさんを見ていただくことでより的確なアドバイスができることですので、是非専門家に見てもらえる機会をつくっていただきたいと思います。そして、一種類のペレットだけではなく、複数を併用して与えていただくことも食事の内容の幅を広げてあげられます。入手困難になった時などや体調が悪くなった時、こっちではなくこっちとうさぎさんが選ぶことができる環境にもなりますので、もう一種類取り入れていただくということもよいと思います。当店でも多数のペレットを扱っております。その中での人気商品はウールフォーミュラやブルームシリーズです。こちらも是非ご検討いただければ幸いです。そして、ペレットを制限するようになったらチモシー牧草もたっぷり食べてもらえる環境を与えていただくとよいと思います。物足りなくなったペレットの量をこの牧草で満たしてもらえる環境になります。そして、うさぎにとても重要な役割をもつ牧草を積極的に取り込んでもらいながら、牧草大好きな子になってもらえる環境つくりを目指していただきたいと思います。

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