生後２ヶ月に満たない子うさぎさんですので、元気な体をつくるためにも食事内容がとても重要になってくることだと思います。お迎えして間もないということもありますので、まずはこの環境の変化に適応してもらえるよう、温かく見守っていただく時期ではあると思います。バックアイ１６は成長後に適したペレットです。ですが主原料となっている牧草はアルファルファ牧草です。カロリーが低いペレットではありますが、栄養価のある牧草を原料としていますので、うさぎさんの体重も順調に増えてきているといえるのかもしれません。体重が増えてきているということと、元気な様子があること、また排泄にも問題がないということであれば、ある程度は食事内容がよい環境となっているとも解釈できることではないでしょうか。体重の増加が見られないという場合には、ペレットの見直しが必要になってくることではありますが、今回の場合であれば、引き続き様子を見ることもできるケースでもあると思います。ペレットはそのままにして、栄養の補助となるものを取り入れるということもできます。ドックス・ラビット・エンハンサー（商品番号８２２）などの栄養補助食品を与えていただくことでも、バランスの取れた食事内容となると思います。そして与えている牧草にもアルファルファを取り入れていただくことで、より成長期に適した内容となると思います。もちろん、ペレットを見直すということもひとつの選択となります。この場合にはうさぎさんのお腹の調子をよく見ながらということが必要です。与えられている食事の内容に対して消化システムが働いていますので、主となるペレットがまったく別の物に換わる時には、徐々に新しいものを加え混ぜながら、お腹の調子が崩れないかを観察していただく必要があります。一ヶ月など時間をかけずともよいのかもしれませんが、一、二週間程は時間を見ながら切り替えていただくほうが、うさぎさんには優しい環境となると思います。うさぎさんによっては、お腹の調子が安定しない場合などもありますので、状況を見ながら判断していただくことにもなるでしょう。またこれはペレットに限らずに言えることです。与え始める時には、少量からということが鉄則です。うさぎさんのお腹がびっくりしないようにゆっくりと切り替えてあげてください。今回は環境の変化を体験中ということでもありますので、ストレスをただでさえ感じやすい状況でもあります。うさぎさんを取り巻く環境の変化によって体調が崩れてしまうこともありますので、よく観察していただくことが大変重要です。