生まれて間もない赤ちゃんうさぎさんのようですので、慎重に対応していただくことは必要だと思います。本来であればこの月齢はやっと離乳をし始めている頃でもあります。固形物や水などをひとりでもちゃんと取り込むことができるよう訓練をしている時でもあります。月齢から考えると心配ごとが尽きないことだと思いますが、ペレットもしっかり食べているようですし、体重も増えてきています。この点はとても心強いことではないでしょうか。引き続きよく観察していただきたいと思います。また、ペレットに加えて、アルファルファ牧草も朝夕ひと掴み程度与えていただくこともよいでしょう。赤ちゃんうさぎにはチモシー牧草よりもより栄養価のあるアルファルファ牧草が適しています。ただし、お迎えしたショップで牧草を全く与えていなかったという場合には、始めてのものを食べるということにもなりますので、極少量から様子を見ながら与えていただくことが必要です。初めてのものを取り込むことで、お腹の消化システムが崩れることがありますので、慎重に対応してください。そして可愛いうさぎですから、どうしても触ったり抱っこしたりという欲求が生まれてくるのだと思います。それでも、うさぎさん目線で考えてみると、環境が変わったばかりですから、そのことだけでもストレスを感じていることでもあるのです。お迎えした時は、新しい環境がどういったところなのか、安全なところなのかということをうさぎさんが探っている時期ともいえるのです。ただでさえ環境の変化を体験しているところに、さらに新たなストレスを与えることは避けた方がよいと思いませんか？可愛がりたいという気持ちをぐっと堪えていただくこともとても重要なのです。また、お迎えした時にうさぎさんをよく観察していただくことが飼い主さんにとっても重要な時期ともいえるのです。どういった行動見せるのか、食欲や排泄はどうか、またどういった性格なのかを知るためにも、うさぎさんを観察していただく大切な時間なのです。そして、うさぎさんに与えている環境が快適な環境となっているのか、寒さ対策もしっかりと取り込んでいるのか、今一度環境全体を見直していただきたいと思います。赤ちゃんうさぎはちょっとした変化でも体調を崩してしまうこともあります。夜間などの気温が下がった時にも、暖を取ることができる環境を与えていただきたいと思います。初めてのうさぎさんとの生活ということですから、不安や心配もたくさんあると思います。体調が悪くなった時に診ていただける獣医師も探しておくことはとても重要です。具合が悪くなってからではなく、今の段階で探しておくことで、慌てずに対応できることに繋がりますよ。また、うさぎは鼻で呼吸をします。鼻が常に動いていることには心配はありません。ただ、口をもぐもぐさせていたり、カチカチと音がするという点については、歯や口の中に違和感があったりしているのではないかと考えられることだと思います。常にそうなのか、食事のあとなどにちょっとだけ見られる行動であるのかでも捉え方は変わってくることですが、頻繁に見られるという時にはやはり獣医師に直接診ていただくことがよいと思います。体にトラブルがあるのか、ストレスなどが原因なのか、専門家に診ていただいて判断していただきましょう。