ペレットは、うさぎにとって必要な栄養をひとつにしたオールインワンのごちそうです。草食動物であるうさぎにとって、牧草をメインとして与えていただく食事内容はとても望ましいものです。ただし、牧草からだけでは補えない多数の栄養やミネラルなども取り込むことができるものがペレットなのです。３歳ということですので、体もしっかり出来上がっている年齢です。牧草だけの食事が続いてはいるようですが、体重の減少などについてはいかがでしょうか。変わりない場合には、早急に心配があるという状況ではありませんが、体重が減っているという場合には、栄養が足りていないことにも繋がりますので、栄養価の高い牧草も取り入れていただくことなども考えていただくことは必要でしょう。また、牧草（チモシー）には興味を示して食べてくれていますので、与えているペレットの主原料がなにかを確認していただくこともよいのかもしれません。アルファルファ牧草などであれば、好みではなくなっている可能性も考えられますので、これまでのペレットにこだわらずに年齢や好みにあったペレットを取り入れていただくこともよいことだと思います。ペレットについては、同じものであってもその時の製造ロットが変わることで、香りや味に変化があるときがあります。こういった変化を見逃さず感じ取り、今までと違うと認識することでも食べつけなくなることがありますので、与えているペレットがなくなる前に、新しいペレットも取り入れながら与えていただくことも必要なのです。まずはペレットを口の中に入れてもらえることを目標に、直接手から与えていただくことや、好物の副食などをペレットに混ぜて与えてみることも試してみていただきたいと思います。