うさぎさんそれぞれの性格や、それぞれの見せる行為などは本当に様々です。舐めるという行為についても、実は全てのうさぎさんが見せる行為でもなく、今回のように特定の人には見せるけど常に見せるわけではないということも少なくありません。その理由については、うさぎさんを取り巻く環境によって、その行動は左右されるのだと思います。また、単にうさぎさんの好みということももちろんあると思います。反対の性別であればより深い愛情表現として見せていることもありますし、同じ男性でもこの人だけという特別があることは不思議なことではありません。私たちよりも嗅覚が優れていますので、その違いを感じていることももちろんあるでしょうから、女性はお化粧のにおいなどもありますので、そういったものを敬遠している可能性ももちろんあります。舐めてもらいたいという気持ちは、うさ飼いさんならば皆様思うことなのだと思います。でもそれを無理強いできることでもありませんので、難しいのですよね。ただ、舐めるよう誘導できないかと試してみることはできることだと思います。ペレットやおやつで与える穀物など、手のひらから拾うようにして食べなければいけないものや、大好きなおやつを砕いたものなどを手で与えてみることで、もしかしたら間違って（？）手まで舐めてくれるということもあることかもしれません。もちろん、こういった策略さえもうさぎさんは瞬時に感じる部分も持ち合わせていますので、警戒することも十分に考えられますが、試してみていただく価値はあると思います。警戒する様子が見られた時には、うさぎさんのほうが一枚上手だといえるのかもしれませんね。うさぎさんの個性も受け入れていただきながら、それぞれのご家族との向きあい方、役割などもとても大切なことなのだと思います。うさぎさんも年齢を重ねることで、見せる行動にも変化があるようになります。それは愛情表現や甘え方などにもいえることですので、焦らずにその機会を待っていただくということも、その時が来た時の喜びがより大きくなるのではないでしょうか。