４ヶ月のうさぎさんということですので、年齢的にも思春期を迎えているのではないかと考えられるようではあります。お年頃になってきたのだと、飼い主さんも受け入れていただくことも必要なのかもしれません。思春期に見せる問題行動の場合は、うさぎさんを取り巻く環境を整えてあげることで、軽減できることも少なくありません。縄張りや発情の行動を助長させない環境作りが大切なのです。ケージの外で遊ばせてあげる時の環境を、今一度考えてあげることが重要なのだと思います。自由にどこにでも行ける環境ではなく、あらかじめうさぎさん専用の縄張りを準備してあげることがよいのです。サークルなどで仕切ったその中をうさぎさんの縄張りとすれば、それ以上広げることができませんので、縄張りの主張の行動もなくなると考えられます。また、範囲が狭くなりますので、その中でなら好きなようにしてよいともいえるのではないでしょうか。床に専用のマットやラグなどを敷いてあげれば、糞が落ちたり汚れたりしてもよい環境にしておくこともできます。おしっこも見られる時には、ビニールシートなどを敷いた上にマットなどを敷くことで、床にしみ出すこともないでしょう。縄張りを示す必要のある環境だからこそ、糞を落としてにおいつけをしていたり、飼い主さんの足元に興味を示したりしますので、そうしなくてもよい環境を与えていただいて、どういった反応を見せるのかということを観察していただきたいと思います。そして、ケージを齧る行為も見せているようですので、齧ってもよい環境にしてあげることが必要です。ケージの扉に取り付けていただけるかじり用のフェンスが数種類ありますので、是非こちらをご検討ください。齧ることが仕事のひとつでもあるうさぎですから、齧らないようにすることはとても難しいのです。齧っても安心して見守ってあげられる環境にしてあげることで、歯のトラブルなどの心配もなくなります。また、食糞を食べきらずに残してしまう状況が見られているようです。この変化が食事の内容を変えたことで見られ始めたというならば、野菜などの副食の与え方が少なからず影響しているのではないかと考えられることだと思います。一日に与えている食事の全体量を今一度見返していただくこと、体重が増えていたりしていないか、食べられない状況を作り出していないかということを考えていただくことは重要だと思います。取り込む食事が充実していることで、盲腸糞を取り込まずともよい状況になってしまっているならば、食べ残しが見られるようにもなります。また、ストレスや体調の変化などがないか、食事の時間が不規則になっていないかなど、うさぎさんを取り巻く環境全体をみていただくことも重要です。規則正しい生活を与えてあげられるように生活リズムを整えていただくことも大切なのです。

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