ペット用のイオン水もありますが、これらはやはり常時与えるものではなく、うさんぽの後や病気の時など、失われがちな水分と電解質、そしてエネルギーを効率良く補給する為の飲料水となります。今回のうさぎさんは、水を飲まないということで、その水分を補給するために必要な状況であったと思います。ただ、そのことでうさぎさんにとってより美味しいものが何かということを、気付かせてしまったともいえるのかもしれませんね。担当の獣医師のおっしゃる通りに、味を覚えてしまったのだと思います。水の割合を増やしながら、ギリギリのラインなどで様子を見つつ、水に戻してあげられるように対応していただくことになるのだと思います。ただ、賢いうさぎさんのことですから、飲まなければ美味しい水に変わると認識してしまえば、水になった途端頑として飲まないという様子を見せる子もいることでしょうから、難しいところなのだと思います。盲腸糞についても、食べなくてよい状況にあるから食べていないのであれば、取り込む必要がなくなっているといえると思います。水と違ってエネルギーのあるイオン水ですので、その分盲腸糞が必要なくなっているという解釈はできることです。また、お腹の調子がよく、よりたくさんの盲腸糞を作り出せる状態ともいえるのかもしれません。盲腸糞を食べたくても食べられない状況（体重過多や肥満などにより）ではないというならば、食べ残しの糞が見られていても心配はないと思います。ただ、やはり取り込んでいる栄養がこのうさぎさんにとって過剰となっていないかということは、考えてあげる必要はあると思います。