鼻水の痕が見られていたこと、そして今現在鼻水も出ているという状況がありますので、呼吸器系にトラブルが生じているサインとして受け取っていただく必要があると思います。この症状にはスナッフルやパスツレラ感染症の疑いが考えられる状況ではあるでしょう。くしゃみなどもなく、手もきれいな状態だということではありますが、これらの病気の初期段階という疑いを持っていただくことは重要なことだと思います。うさぎさんの不調を早期発見し、初期段階の対応によって症状の改善にもより繋がっていくことです。もちろん、ストレスなども心配なことではあると思います。お迎えされたばかりの環境の変化でさえも、ストレスと感じる場合がありますので、慎重に対応していただくことは大事なことではあります。それでも、体調不良といえるサインは見落とすことなく、適切に対応していただくことが重要でもあるのです。まずはお電話からでもよいと思いますので、こういった状況であるとうさぎを診ていてだける獣医師にお問い合わせされてみてはいかがでしょうか。状況に応じて指示をしていただけることだと思います。うさぎは鼻呼吸をしますので、鼻水があることでとても辛い状態にも陥るのです。症状が悪化する前に改善させてあげられるように対応していただくことが大切です。そして、後ろ足で耳の後ろなどを掻く仕草は、セルフグルーミングとして見られる行動ではあります。ただし、その行為が頻繁であったりする場合には、掻いている部分にトラブルがないかということを確認していただきたいと思います。フケなどが出ていないか、赤みをおびていたり寄生虫などがいないかということを確かめていただきたいと思います。トラブルがある場合にはそのままにはせずに、この点も獣医師に現状を診ていただきながらその状態を判断していただき、適切な対応をとっていただくことが必要です。また、果物や野菜に関しては、お腹の消化システムが安定してくる時期までまっていただくことが必要な場合もあります。子うさぎの時期はお腹の調子も不安定で、取り込む食事の内容以前に、環境の変化であってもその調子を崩すことがあるほどです。ですので、環境に十分慣れてきて、食欲や排泄、体調にも問題がないという段階ではじめて与えていただくということがよいと思います。与える際にも本当に極少量で様子をみていただくことも必要です。お腹をこわしたりしないか、牧草やペレットも変わらず食べてくれる環境を保っているかということを観察しながらということが重要です。ただし、お迎えする時点ですでに野菜類を食べていたという場合には、それらの物もしっかり消化できるシステムが整っていると解釈できることだと思います。お腹の調子にも問題がないということであれば、与えている量がどの程度であったのかをしっかり把握して、過剰にならないように注意しながらであれば、そのまま与えていただいてもよいことだと思います。野菜や果物は主食というよりも、副食やおやつ（ご褒美）といった与え方になり、基本的には牧草やペレットを中心とした内容が好ましいことではありますので、食事の内容全体をよく考えていただくこともとても大事なことです。