生後９ヶ月のころから、ペレットに対しての興味の示し方に変化が見られたということですが、成長に伴った変化ということも考えられることだと思います。子うさぎから大人うさぎに成長してきたことで、食に関しての落ち着きなどが見られる場合も少なくありません。ただし、今回の場合は、体重が落ちてきていることがありますので、成長したことで見られていること以外に、何か原因がないかということを探っていただくことは必要だと思います。今与えていらっしゃる食事の内容としては、ペレット以外の食事がそれぞれ適量の範囲ではあるようですが、おやつなどの量を見直していただいて、その分ペレットを食べ切るように仕向けていただくこともできるかもしれません。体重が２kgで安定しているということであれば、この体重を維持するための食事の内容となっている可能性もあるのかもしれませんので、今一度うさぎさんの体格や体重を見直してみていただくとよいと思います。このうさぎさんにとっての適正体重がどの程度であるのか、お迎えしたショップや獣医師にうさぎさんを見ていただくこともとても大事なことです。骨格や肉付きから、その子ごとの適正体重がある程度わかりますので、その体重を目安に食事の内容や量を試行錯誤していただくことができます。また、食べるペレットの量が少なくなっているならば、栄養価の高いペレットで、少量でも必要な栄養をしっかりと取り込むという考え方もできるのだと思います。この点なども含めて、獣医師にご相談いただくとよいと思います。切り替え中ということですので、これまで与えているペレットと、新しく与え始めたペレットに対しての興味の示し方（どちらかを選んで食べているかどうか）なども確認していただくとよいと思います。ペレットの切り替えにはある程度の時間をかけていただくことも大事なことですので、すぐ判断するということではなく、様子を見ながら行っていただくことが重要です。また、完全に切り替えるという判断のほか、切り替えではなく併用して与えるという方法もありますので、柔軟に判断していただくこともひとつの方法だと思います。そして、牧草も食べてくれるうさぎさんですか？いつでも食べられる環境を与えていらっしゃいますでしょうか。糞がよりよい状態になるように、繊維質をたくさん取り込むことができる牧草もしっかり与えていただきたいと思います。ペレットと同様にうさぎの主食となる牧草ですので、こちらの与え方も今一度確認していただきたいと思います。