１歳のうさぎさんということですので、シニアブルームを与えていただく時には注意点があります。シニアブルームは基本的には2歳以上のうさぎさん対象の総合栄養食です。ですから2歳以下のうさぎさんの場合には、他の総合栄養食と併用していただくことで与えることが必要になってきます。また、ウールフォーミュラも大変お勧めのペレットですので、これを単体で与えていただくこともよいことです。ペレットを見直す時、うさぎさんの食事の取り方や好みなども考慮しながら判断していただくとよいのかもしれません。牧草をあまり好んで食べてくれないという場合ならば、牧草を食べることと同じような咀嚼ができるシニアブルームを取り入れることで、歯を十分に使って食べる環境を与えてあげられます。また、体格も小さくまだまだ体を作ることが必要だという場合ならば、アルファルファ主原料のウールフォーミュラで成長を見守っていただくことでよいのです。もちろんこの場合でも、ご褒美などとしてシルバーブルームを与えていただくこともよいと思います。食事に関して、保守的な面をもつ子も多いですので、食べてもらえるものを増やしておくということはとても大切なことです。体調が悪く食欲がない時など、与えられる選択肢を広げておくことは重要でもあります。シニアブルームも小袋サイズがありますので、是非一度お試しいただきたいと思います。そして与える割合ですが、それぞれのうさぎさんの体格や体重（成長度合い）なども関係してくることでもあります。一概にこの割合と言い切れることではありませんので、うさぎさんの今の成長段階を確認していただきながら、うさぎさんにあった割合を探していただきたいと思います。体重だけではなく、骨格や肉付きからその子ごとの適した体付きが見えてきます。専門店や獣医師にうさぎさんを直接見ていただくことで、この適正体重がわかります。そこへ近付くためにはどういった食事の内容がベストとなるのかということを、うさぎさんと一緒に見ていただくことで、よりよい食事内容を考えていただけることと思います。