生後４０日のうさぎさんということではありますが、離乳も終えて固形物もひとりでしっかりと食べられる状態でお迎えされたということではあると思います。この月齢ではまだまだ赤ちゃんうさぎさんともいえるのだと思いますので、注意深く観察していただくことは重要なことなのだと思います。赤ちゃんうさぎの体調は急変する場合も少なくないですので、体調の変化がないかということを見逃さないよう、しっかり観察していただきたくことがなによりも大切であったりするのです。いつもと違う様子が見られた場合には、迷わずに獣医師に診ていただけるよう、準備しておくこともとても重要なことなのだと思います。そして、今回の飼い主さんのように、健康な体つくりができるよう、与える食事によりよいものを取り入れるということもとてもよいことだと思います。健康を維持できる環境を、食の面からも考えていただくことは大切なことなのです。もちろん、お迎えしたばかりという環境の変化がありますので、この新しい環境に十分に慣れてもらうこと、新しい環境を受け入れてもらえるまで、ゆったりとストレスなく過ごさせてあげるということも重要なことではあります。環境に慣れてくることで、毎日の生活のリズムも安定してきますので、うさぎさんの健康状態も同様に安定してくることでしょう。取り入れていただくサプリメントに関しては、慎重に判断していただくことも必要です。健康管理のつもりではあっても、新しい物を取り入れる際には、様子を見ながらということが大切です。ペレットなどの固形物も食べている様子があるようですが、今与えられている食事の内容にあった消化システムが働いている状態でもあると思います。新しいものを取り入れることで、お腹の調子が変化する可能性もあるということも認識していただきながら、よいとされているものでも、それぞれの適量をしっかり管理して与えていただくことが重要なのです。ペレットとアルファルファ牧草に加えるものとしては、お腹の調子を整える乳酸菌や、その乳酸菌の働きを助けてくれる納豆菌、栄養補助としてのドックス・ラビット・エンハンサーなどがお勧めです。体がまだ小さくペレットの食べる量も少ないという場合ならば、成長に必要な栄養をしっかり取り込んでもらうために、ペットミルクも併用して与えていただくこともよいことですね。そして、免疫力を高めるという意味でのサプリメントとしては、プロポリスがお勧めです。いずれもそれぞれの商品によって与える量が制限されています。与える適量を超えないように、少量から様子を見ていただくことも大事なことだと思います。そして、それらのサプリメントを、うさぎさん受け入れてくれるかを観察しながらということにもなるのだと思います。うさぎさんそれぞれで食の好みにも違いがありますから、コレ！と思ったサプリメントでも、うさぎさんによってはあまり興味を示してくれない場合もあります。その場合には同様の効果のあるサプリメントで、好みのものがないかということを試行錯誤していただく場合もでてくるのかもしれませんね。生後５～６ヶ月頃になれば、成長も十分に遂げていることでしょうし、この頃になればお腹の調子も安定してきますので、さらに魅力のある食事の内容も考えて与えていただけるようになると思います。今は体調に変化がないかということを観察していただきながら、変化が見られた時に適切な対応ができるように準備していただくことが大切なのだと思います。