うさぎに与えてもよいとされている野菜は、小松菜・チンゲン菜・ニンジン・パセリ・セロリなどがあげられます。キャベツやブロッコリーなども人気があるようです。インターネットや飼育書の中には、与えない方がよいと紹介されているものも、この中には含まれていることと思います。キャベツなどのアブラナ科の植物は、与え過ぎることによって甲状腺機能障害を起こすといわれています。ただしアブラナ科の植物は、ビタミンCが豊富で抗癌作用があるともいわれていますので、魅力の多い野菜でもあります。なにがダメでなにがよいのかということを理解していただくことがとても重要なのです。うさぎさんにとってどんな栄養成分が魅力となり、逆に害になるのかということを知っていただくことが必要です。野菜のそれぞれの栄養成分を知っていただいて、与えられない理由が明確である場合（毒性などがある場合）や、どちらともいえないという場合には与えないことが必要なのだと思います。大丈夫かな？と思いながら与えることはありませんよね。ちなみに小松菜や青梗菜、ブロッコリーなどもアブラナ科の植物となります。与える量をしっかり制限しながらということを前提に、与えていただくとよいのだと思います。そして、与えて良いとされているものでも、多く与えない、継続して与えないということが重要なのです。また、取り込む栄養成分を制限する必要があるうさぎさんもいることだと思います。個体差のあることですので、かかりつけの獣医師のアドバイスもいただきながら、それぞれのうさぎさんに魅力のある食事内容を考えていただきたいと思います。ちなみに大根ですが、与えてもよいとされる野菜として紹介されていることは見かけないようではあります。また大根自体は辛みの強い野菜ともいえるのではないでしょうか。辛みがあることは、刺激があるともいえますので、与えないほうがよいといえると思います。ただし、ダイコン葉は与えることができます。カルシウムが多くは含まれていますが、ビタミン類が豊富ですので、カルシウムの摂取量を制限する必要がない子であれば、ダイコン葉については適量を与えていただくことができるといえるでしょう。