１０歳さんという高齢のうさぎさんですので、慎重に観察していただくことは必要だと思います。鼻水といえるような症状が見られていますが、それが粘度があるということは単純な鼻水ということでは片づけられない可能性もあるのではないでしょうか。また走り出した後の嗚咽するかのような動作に関連していることでもありますので、この辺りも慎重に受け止めていただくことが必要だと思います。呼吸器の働き方に変化があるということともいえるようですし、実際に炎症も起こしているということですので、飼育環境を見直すということも大切なのだと思います。この飼育環境という中には、過ごさせ方を考えていただくことも含まれてくると思います。１０歳とはいっても、見た目はきっと若い時と変わらないのではないでしょうか。そのことはうさぎさんも同じように捉えていたりするのかもしれません。急激に行動することで、若い時には簡単に呼吸を整えられたことが、今は難しくなっているとも解釈できるのだと思います。行動することで嗚咽するかのような動作が見られているわけでもありますので、そうならない環境を考えて与えていただくことも必要になってくるといえるのでだと思います。アクティグに過ごすことで見られることでもありますので、ゆったり過ごしてもらえる環境にシフトしていくことも大事なことなのです。それでも走ったりする環境を与えたいという場合には、走る行動がエスカレートしないように見守ってあげることがよいと思います。一連の流れがあるわけですので、そうなる前の段階で行動を止めてあげるということもできると思います。嗚咽する様子はきっと苦しいからともいえるでしょうし、その後の症状にも不安がありわけですから、そうならずにすむ環境を与えて様子を観察してみていただきたいと思います。ご長寿うさぎさんとして、他のうさぎさんのお手本となっていただきたいですので、もっともっとご長寿を目指していただきながら、今一度うさぎさんを取り巻く環境を見直してみていただきたいと思います。