まだ子うさぎさんといえるような状況のようですが、自分の前足を噛んでいるという様子が見られているようです。自分の体を噛むという行為については、ストレスなどが大きく関係していることが考えられると思います。また、その箇所（前足）が気になっているということで、舐めたり噛んだりしてしまう場合もあるのかもしれません。お迎えした環境に、やっと慣れてきている期間ともいえるような状態ではありますが、うさぎさんにとってストレスとなることがないか、飼育環境全体を見直していただく必要があるのだと思います。温度や湿度の管理などもそうですが、ケージの置き場所であったり、苦手な音やにおいなどがある場所ではないかなども探っていただくとよいと思います。また、食事に関しても、子うさぎさんに見合った十分な栄養を与えてあげられているかの確認も大切なことです。体重が順調に増えているのか、排泄の状態にも問題がないかなど探ってみてください。そして前足を噛むということが、習慣、癖となってしまわないように、他に気がむくよう仕向けることもよいと思います。牧草やおもちゃなどを与えていただいて、どう反応するかを観察してみていただくこともよいでしょう。噛むことでかさぶたができているような状態ということは、毛も抜けてしまっていることが推測できます。皮膚が見えてきている状態ですと、その部分から炎症を起こしやすい可能性もあることだと思います。行動を止めない、状況が進行しているという場合には、獣医師にその部分の状態がどうであるのかを直接診ていただいて、ご判断いただくことも必要だと思います。悪化してしまう前に適切な判断と対応を取ることもとても大切ですので、心配な場合には獣医師にご相談していただきたいと思います。直接診ていただくことで、見えてくるものがあるのですからね。