とても元気いっぱいのうさぎさんの様子が伺えるご質問ですね。うさぎは夜行性に近い動物ですので、夕方から翌朝にかけての時が一番活発になる時間帯でもあります。飼い主さんがお休みの時間帯である夜間に、もっと構ってほしい、遊びたいという言葉であったり、お腹が空いたなどの言葉として、ケージの中でアクティブな行動を見せてしまうケースが少なくないようなのです。他のQ&Aも参考にしていただきましたように、夜の食事の時間を遅くにずらしたり、お休み前に牧草をたっぷり与える、ケージに布をかけるなどしてお休みの時間だと知らせるなどの方法を取っていただくことで、改善される場合もあります。それでも、うさぎさんも賢い動物ですので、自分の要求をなんとか通そうと、あれこれ行動を起こしてくることも推測できることなのかもしれません。足ダンをすることで、飼い主さんが反応してくれると認識してしまっているようであれば、反応を見せるまでこの行動を取ることも考えらえるのだと思います。スタンピングの行動には、仲間とのコミュニケーションという意味もありますので、飼い主さんに対しての言葉として見せている行動なのでしょう。それでも、夜間は静かに休む時間だということを、理解してもらう必要があります。環境を改善したことで、行動に変化が見られたことでもありますので、今回も心を鬼にして無反応を決めていただくことも、しつけにつながるのかもしれませんね。ただ、やはり音などが気になることだと思いますので、ケージの下などにクッション性のあるマットなどを敷いていただくことも取り入れていただくとよいと思います。消音性のあるマットなどであれば、なおよい環境を作ることができるのかもしれません。また、ケージとケージの下網やすのこなどの隙間に、タオルなどをかませていただくことでも、音を静かにする効果があるのではないでしょうか。もちろんこの場合には、うさぎさんがそのタオルなどを引き出していたずらなどできないように工夫をしていただくことは必要だと思います。そして、牧草に関しても、生後３ヶ月という月齢ですので、アルファルファ牧草の豊富な栄養も取り込んでいただけることだと思います。ただし、順調に成長してきているようですので、うさぎさんが取り込んでいる全ての食事の内容については、そろそろ制限が必要になってくる状況ではないかという点も、お考えいただくことが必要になってくるのだと思います。食欲が旺盛である子の場合には、栄養価の高い物を食べ放題にすることで、体重や体格にも反映してくることではあります。今の成長状態で問題ない、もっと体を作ることが必要だということであえば、アルファルファ牧草もまだ制限せずに与えていただけることだと思います。ですが、あと数ヶ月することでチモシー牧草主体での与え方に移行することでもありますので、そのこともふまえつつ考えていただくことも必要なのだと思います。今のうさぎさんの体格や健康状態を知るためにも、一度獣医師に体を診ていただくこともよいと思います。まだまだ栄養が必要だということであれば、夜間の牧草をアルファルファ中心にしていただけるのでしょうからね。ただ、成長に伴って牧草の割合も移行することになるということを、理解しておいていただくことも重要なことだと思います。のちに巡ってくる牧草の移行の際にも、きっとアルファルファ牧草を頂戴と要求する姿が予測できるようでもありますからね。まだまだ試行錯誤することかもしれませんが、きっとぴったり合う対処法があることだと思いますので、頑張っていただきたいと思います。