１０年目を向えるうさぎさんですから、超高齢でもあります。ちょっとの変化も敏感に感じ取っていただいて、その変化に何が隠されているのかということを、考えていただくことはとても大切なことだと思います。今回のうさぎさんは、糞の大きさに変化があるようです。食事の中に排泄される余分なものがあまり入っていない時に糞が小さくなるといえます。うさぎの場合にも私たちと同じように、体に取って繊維質はとても重要な役割をもっています。この余分なもの（吸収しにくいもの）もとても必要ですので、食事の内容を見直してみることも大切なのだと思います。そして小さい糞は決していい状態とはいえませんが、形が一定の時ならば、様子を観察していただける時期ではあると思います。ただ今回は１０歳という高齢のうさぎさんですので、注意深く対応していただくことは必要だと思います。食欲などに変化がないようではありますが、現に糞の大きさには違いが見られているということがありますので、そのことを受け止め対応していただくことは重要なことなのだと思います。心配なまま過ごすよりも、かかりつけの獣医師にもぜひご相談いただいて、病気の疑いがないかということを明らかにしていただくことは、大切なことなのだと思います。