うさぎさんに自分の名前を理解してもらうには、うさぎさんの大好きなものが役立ちます。おやつでもいいですし、撫でられることが好きな子であれば、飼い主さんとのスキンシップでもよいのです。うさぎさんにとって大好きなこと、美味しいことと一緒に、名前を呼んであげることを繰り返してあげることで、呼ばれている飼い主さんの声に対して、いいことがあると理解してくれますので、名前を呼ぶ＝近寄ってくるという行動に繋がるのです。今回のうさぎさんの場合には、年齢的に思春期を迎えたなどで、飼い主さんに対して見せる行動に変化が見られているという解釈もできるのかもしれません。小さな頃はよく近寄ってくれていたということがありますので、懐いていないということではなく、お年頃による行動の変化と捉えていただくこともできるのだと思います。そして、毎日撫でているということですが、このうさぎさんは撫でられることが好きですか？また好きな場所を撫でてあげられていますか？うさぎさんそれぞれで違いがあります。撫でられることが好きな子もいれば、そうではない子もいます。もしあまり好きではないというところに、毎日なでなでしているとなると、うさぎさんにとっては飼い主さんに無理してつき合ってくれているという状況なのかもしれません。うさぎさんが気持ちよさそうに過ごしているのかどうか、今一度観察していただくことも大切なのかもしれませんね。そして、うさぎさんにもその時々の気持ちがあります。今はゆっくり休息する時間だという時や、縄張りのチェックの時などに呼ばれても、あまり反応しないことでもありますから、うさぎさんを取り巻く環境全体を見つめていただきながら、対応していただきたいと思います。