毛が抜けてしまった部分には、その部分の環境を整えてあげることで、改善されることにも繋がります。もちろんその部分に炎症があったりする場合には、適切な処置が必要になりますので、脱毛した部分を見つけた時には、獣医師にきちんと診ていただくことが必要です。今回のうさぎさんの場合には、足裏と太もも付近にも毛が抜けてしまった部分が広がっているようです。プロポリスを使用されていらっしゃいますので、この環境で様子を見ていただくことでもよいのだと思います。もちろん、パナズーパウケアクリームも、脱毛した部分に塗っていただけますし、うさぎさんが舐めても問題はありません。べとつきがない水溶性のサラッとタイプのクリームですので、場合によっては、うさぎさんにとって塗ったことが逆に気にならずに、舐めるという行為が少なくなるのかもしれません。今の状態が改善されないということのようでもありますので、取り入れてみる価値はあるのかもしれませんね。毛が抜けてしまった部分でも、その皮膚の環境が毛が生える状態に整えば、産毛からではありますが生えてくるといえるのです。ただし、今回は１２歳さんという高齢のうさぎさんですので、これ以上毛が抜けないように、炎症などを起こさないように、現状維持を考えるということも大事なことなのだと思います。飼育環境も、足裏に優しい環境ももちろんですが、排泄物で体が汚れないようにより体をきれいにしてあげることも必要なのだと思います。高齢になることで、これまで以上に密な関係といえるよう、一緒にいる時間も必要になってきますからね。そして、かかりつけの獣医師とも、どう環境を整えていくとよいか、どうすれば回復に向かうのかということを、ご相談されることもよいのではないでしょうか。