屋外で飼育するためには、いくつかの条件がそろえば可能であるといえるのではないでしょうか。夏など直射日光が当たらず、コンクリートからの輻射熱などもあまりない事と、エアコンの室外機などとの位置関係を考えていただくことが必要です。また冬は、地域によっては雪などが入らない状況を作れる事などが必要になります。もちろん雨風が吹き込まないようにすることも大前提でしょう。環境の変化にデリケートなうさぎではありますが、いろいろな環境にも適応できるのがうさぎのすごいところですので、うさぎさんに対してよりよい環境をつくろう！と考えていただけるようならば、ベランダなどや屋外などの環境でもクリアできるのだと思います。理想的には、日射の暑さを軽減できるように屋根を２重にした小屋（犬用などの大きなケージでもよいでしょう）の中に、うさぎ用のケージなり小屋なりをいれるといいと思います。床は高床にすることで快適な環境を作れるといえます。外敵などからも守ってあげられる環境も考えていただくことも重要でしょう。そのほかには、うさぎさんとの時間（コミュニケーション）をたくさんとっていただきたいです。室内飼育の場合には、一緒に遊ばなくても常に一緒にいるようなものですが、屋外は完全に離れてしまいますので、その分コミュニケーションを密にとっていただくことがよろしいのではないかと思います。また、うさぎさんの体調の変化なども見落としがちになる場合もあると思います。室内飼育よりもより手をかけてあげるということも大切なのだと思います。